風力発電~環境アセスメントの重荷~

今回は以前数回に渡ってこのブログでも取り扱っ風力発電についてご紹介させていただきます。

いま世界的に普及が進んでいる風力発電事業ですが、日本は世界的に見てもまだまだ後進国です。風力発電を導入するにあたり、数ある課題の中でも環境アセスメントの要因は足かせとなっています。

環境アセスメントとは、環境影響評価のことで、様々な開発事業を行う際にはその開発と環境保全、両者を実現させていくことが必須条件として、対象の事業には環境アセスメントの手続きが必要となります。2012年10月より風力発電事業もこの環境アセスメントの対象となった。その原因には、風力発電がもたらす騒音や動植物などの生態系の影響のほか、景観や日照阻害などの問題が取り沙汰されるようになったということがあげられます。

この評価によって風力発電を行う事業者は、4~5年にも及ぶ環境アセス対象の実施調査の手続きを余儀なくされ、その費用コストは自前であるがゆえ風力発電事業自体が急減速していきました。

風力発電 図表

 現在日本では環境アセス中の風力発電プロジェクトがおよそ5.2GWあります。ここ最近ではそれほど風力発電の導入は増えてはいないのですが、水面下では着々と準備が進められています。
数年後、これらの準備中の案件の稼働が始まり、風力発電の実績が増え、環境アセスの迅速化がさらに進めば、日本も風力発電先進国とまではいかないまでも、飛躍的に風力発電事業を行う業者が増加するかもしれません。

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