風力発電のメリット、デメリット

海岸線などで、大きなプロペラが回っているのが風力発電です。

再生可能エネルギーの固定買取制度では20kw未満で1kwhあたり55円(平成27年度)と、最も高い数値となり注目されています。
風力利用は、エネルギーが自然の風で尽きることがないかわりに、課題もあります。

風力の種類

風は人間が何もしなくてもエネルギーを生み出す天然の資源です。

オランダの風車は17世紀で良く利用されたほか、5500年ほど前の古代バビロニアやエジプトなどでも風車が利用された記録があります。

風力発電の写真

現在、利用されている風車は大きく分けて水平軸風車、垂直軸風車があります。

  • 水平軸風風車・・・風車の回転軸が風の吹く方向と平行 「プロペラ型」「多翼型」など
  • 垂直軸風車・・・風車の回転軸が風の吹く方向と垂直 「クロスフロー型」「サボニウス型」など

一般的に、プロペラ型の水平軸風車が多く使われているのは、発電効率が良く製造コストを抑えたまま装置を大型化して高出力が可能となるためといわれています。

風力の課題

風力を使って発電しても、地球温暖化ガスとなる二酸化炭素を発生しません。
燃料などを輸入する必要もありません。

しかし、発電が風まかせとなるため、エネルギーを安定して創出することができないのが最大の課題です。風力発電設備の発電容量は、設置された場所の稼働率に大きく影響されます。

風力発電の写真

また、周囲に騒音や電波障害を生じたり、低周波振動によって近隣の住民に頭痛や不眠などの悪影響を及ぼすことも報告されています。

また、野鳥がプロペラのブレードに当たって死亡する、バードストライクの問題もあります。
野鳥保護の観点から、野鳥の生息域や渡り鳥の飛行ルートなどの自然環境を考慮して設置場所を探す必要があります。

風力発電は、地域住民への影響や野生動物への影響も踏まえた総合的なアセスメントを定め、住民への報告と住民の理解が必要となります。

メリットも多い風力発電ですが、これらの課題をどう解決するかが今後のカギとなるでしょう。

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