産業用太陽光発電では、表面利回りよりも実質利回りの方が重要です

産業用の太陽光発電で重要なポイントの一つに、「利回り」があります。

産業用太陽光発電のパンフレットなどを見ると、必ずといっていいほど記載されており、しかも強調されていますね。
出資した金額を早いところ回収するためには、利回りが高い太陽光発電の投資ファンドなどに出資をするといいでしょう。

ほとんどのファンドでは表面利回り表示

グラフの写真

太陽光発電の投資ファンドのパンフレットなどを見ると、年間で12%や13%といった景気の良い利回りが掲載されています。

投資信託でも3%から4%、不動産投資でも5%弱が一般的とされる利回りで、確かにこの数字はとても魅力的です。
しかし、ここで掲載されている利回りのほとんどが「表面利回り」です。
表面利回りとは、年間の収入を購入価格で割り算したパーセンテージのことです。

例えば、パネル購入価格が2000万円、年間収入が200万円の場合、
「200万÷2000万×100=10」という計算となり、利回りは10%となります。

実質利回りを計算しよう

机の上に広がる電卓と文具の写真

しかし、実際の収益をより厳密に計算するならば、表面利回りでなく「実質利回り」の方がいいでしょう。

実質利回りは、購入価格に加えてメンテナンス費用や保険でかかる費用、さらにはローンの金利などの諸費用をさらに差し引いて計算します。

例えば、パネル購入価格が2000万円、年間収入が200万円、そして諸費用が40万円かかるとしましょう。そうすると、先ほど10%だった利回りが9.8%程度にまで下がってしまうのです。

通常は、表面利回りよりも実質利回りの方が下回るケースが多いです。
しかし、表面利回りの年間収入を計算する際に参考に使う「資源エネルギー庁の太陽光発電量シミュレーター」は、かなり控えめな数値が出ています。
これは、資源エネルギー庁が公的機関であるためですが、実際の売電収入は10%から20%上がる可能性も珍しくはありません。
そのため、諸費用を差し引いた実質利回りでも、表面利回りと同じかそれ以上の数値になることだってあるのです。

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