日本は地熱資源大国

地熱とは、地球内部の放射性元素の発熱するエネルギーです。

46億年前の地球誕生時、熱い天体でした。
冷却が進んだとはいえ、今でも地球内部は数千度の熱を持っています。
その核の熱が外部のマントルに移り、温められたマントルは対流を起こして地上に熱が伝わります。

日本は地熱に恵まれた場所

地熱が豊富な場所は地球上で3つあります。

1つは対流するマントルの上昇点で、アイスランドがこの例です。
2つめは、核からの熱がマントルを突き抜けて上昇するホットスポットで、ハワイ諸島がこのケースです。
そして、3つめには大陸のプレートが衝突、一方のプレートの下にもぐり込む場所、つまり日本列島がそれにあたります。日本は世界で三指に入る地熱資源大国です。

温泉の写真

地熱の利用方法は、温泉があります。

温泉については日本各地で楽しまれていますが、他の2つについては活発には活用されていません。
地熱発電と地中熱利用です。
地熱によって地下水が温められ発生した蒸気でタービンを回すのが地熱発電です。
蒸気が発生しない温度でも沸点の低い別の液体に温度を移し、その液体を気化させる二段式の発電も開発されています。

また、地中熱は1年を通して安定していることから、その熱を夏場は冷房に、冬は暖房に利用することがヨーロッパなどでは盛んに行われています。
日本はこれからの課題です。

日本で地熱発電が少ない理由

豊富な地熱がありながら、日本では20箇所で地熱発電所が動いているだけです。
地熱発電は日本の電力供給の0.3%を担っているのに過ぎません。

日本で地熱発電が少ないのは、初期コストが大きいのが原因です。
地下に十分な熱量、蒸気が得られるかは、掘ってみなければわかりません。
地下何mまで掘り下げれば、十分な温度があるかはやってみなければわからず、その試掘費用が予想できないことが地熱発電開発の足かせになっています。

工場から排出される水蒸気の写真

また、地熱の発生する場所が山奥であったり、国立、国定公園内にあることもネックです。
すでに温泉地となっている場所が多く、地熱発電を行った場合、温泉源泉への影響の不安から温泉関係者との協議も必要となっています。

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