バイオマス・ニッポン総合戦略その1

国が推進する「バイオマス・ニッポン総合戦略」の目指すのはどんな姿なのでしょう。想定としては2030年頃までにバイオマス利用の技術開発を進め、日本がバイオマスを総合的に最大限活用した姿が目標です。

国民への啓蒙

バイオマスは資源として利活用できるものであると認識が周知され、生活習慣として行動できるようになります。生ごみは分別収集され、肥飼料として活用、エネルギーにも利用されます。

廃棄物の写真

環境保全型農業へと推移します。稲わらの飼料としての利用促進、家畜排泄物からは品質が向上した、たい肥が作られ、耕作地と畜産の連携が図られます。
余剰農作物、特に市場に出ない作物が有効利用されます。例えば、成長の過程で摘果したメロン、スイカなどの果実や、変形してしまい市場価値のない作物などはエネルギーとして利活用されます。特に、これらから農業機械用のバイオマスエネルギーが生まれることが期待されます。
地球環境保全を図る活動と連携し、森林の荒廃を防ぐ間伐材等の利用が進みます。

自動車用燃料

石油由来のガソリンに代わるバイオマス由来燃料の導入を国が主導します。経済性、安全性、大気環境への影響や、安定供給への課題を検討しながら、導入計画を国が示します。

ガソリンスタンドの写真

積極的な導入を後押しするためにも、バイオマス燃料の利用設備導入にかかる補助も検討します。つまり、現状のガソリンスタンドに変わる供給設備が全国にないと、バイオマス燃料は普及しません。そのための補助金も準備する想定です。

また、国産のバイオマス輸送用燃料は産地や、燃料を製造する地域の周辺で利用を中心に展開します。地産地消の考え方です。

さらに、国産バイオマス輸送用燃料の利用促進を図るために、具体的に3つ上げています。

  • さとうきびなど国産農作物を原料としたエタノールを利用するモデルを関係省庁連携の下、構築します。
  • バイオマス燃料の原料となる農産物等が安価に調達できる手法を導入する体制を整備します。
  • バイオマス燃料を高効率で生産できる農作物の開発や、低コストで効率の良いエタノール生産技術を開発します。

バイオマス・ニッポン総合戦略その2

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