「遊休地」の農地転用、および太陽光発電パネルの設置によるメリットについて

「太陽光発電のパネルは屋根に設置するもの」という考えは、もはや過去の話です。

以前は空き地だった場所に、いつの間にか太陽光発電のパネルが設置されている、なんてことも少なくありません。それは、太陽光発電が土地活用として有望だからに他ならないでしょう。

農地に簡単にパネルは設置できない

農業のイラスト

特に最近増えているのが、かつて畑や田んぼだったところに太陽光発電のパネルを設置しているケースです。これを「農地転用」といいます。

パネルが設置されている農地は、後継ぎがいなかったり過疎化などによって農作物を作れなくなった土地で、「耕作放棄地」や「遊休地」とも呼びます。
遊んでいる土地ならば、他の目的にも使えそうな気がしますが、それが思うようにいかないのは農林水産省の厳しい監視の目が光っているからです。
農業は国の産業の根幹をなすものであり、それを生み出す農地を他の目的で使わせるわけにはいきません。

そんな理由もあるのか、遊休地に太陽光発電のパネルを設置するのは非常に面倒です。
所定の農地転用手続きを踏まなければなりませんし、申し込みには費用も掛かります。
申し込んだ後には審査が待ち構えており、長いと数か月間待たされます。
もちろん、許可が下りなければパネルを設置することはできませんで、万が一許可が下りる前に設置してしまえば、罰金や懲役の可能性もあります。

遊休地にパネルを設置するメリット

遊休地のイメージ写真

しかし現在では、一定条件を満たせば農地転用手続きを踏むことなく、届け出だけでパネルを設置できるようになったのです。

具体的には次のような条件があります。

  • 支柱を立てて地面から一定の高さにパネルを設置する
  • 適切な営農を継続する
  • 転用期間は3年間で、満了前に延長手続きをしなければならない

これにより、パネルの下で作物の栽培をすることができ、一つの土地で農作物とエネルギーの両方の生産ができます。
農地はえてして日当たりがよく、それは同時に太陽光発電にとっても理想的な条件です。
遊休地を遊ばせるくらいならば、効率の良いエネルギー事業をした方が社会資源の有効活用になるのです。

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